2009年2月15日日曜日

Mama's on Washington Square


チャイナタウンとイタリアレストランを抜けて北に数ブロック、ワシントンスクエアという小さな公園の向かいに、Mama'sという人気のブランチ/ランチどころがある。曜日や時間に関わらず前を通るたびに耐えない行列で有名なレストランで、地球の歩き方 サンフランシスコなどにも紹介されている。観光客、通行人、サイクリスト、ジョギングの交通が耐えないエリアだということもあってか、邪魔にならないように行儀良くきちんと列を成しているのが特徴。この近辺ではウェイトリストに名前を書いて名前が呼ばれるまで店の前に群がって待つのが普通なので、きちんと整列しているのはアメリカでは珍しい光景だったりする。
わたしも近所に引っ越して1年以上、今週初めて、噂のブランチを食すことができた。もちろん1時間待つ忍耐力があればいつでも行かれる距離なのだが、出向くたびに数ブロック先からでもわかる長い行例に弱気になってしまい、いつも向かいのカフェで妥協していた。今回は金曜の朝8時半に到着、それでも満席で店内には行列。待ち時間20分という奇跡的な早さの後、オムレツ、コーヒー、バゲットをオーダーした。店内は黄色い壁にハート模様がちりばめられていて、カリフォルニアの日差しを連想させるようなまぶしさだ。
このカフェ、50年以上続いていて、パン、ペイストリーやジャムが手作りである上に、トマトは自家菜園という懲りようらしい。ここノースビーチでは地元の小売業の発展を守るために、チェーン店の出店がとても難しくなっている。それも手伝ってかMama'sのような長年続くこじんまりしたカフェや家族経営のレストランが多い。
で肝心のブランチはどうだったが、ということだが、1時間待つほどではないかなというのが正直な感想。そもそもオムレツやサンドウィッチでどこまで差がつくのかという話もあるけど。店内の雰囲気やサービスはとてもいいし、目の前には公園があって散歩するにも気持ち良いので、20分待ちくらいだったら(目安としては店外に列ができていないこと)一日の始まりを迎えるにはお勧めのスポットだ。

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